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乳がん

乳がんについて

アメリカでは現在、全女性の8人にひとりが一生の間に乳がんになると言われ、
日本では欧米に比べかなり少なく、25人から30人にひとりだそうですが、
マンモグラフィー(乳房Ⅹ線撮影)検診や標準治療(別項参照)の普及で、罹患率はまだ高いのですが、、乳がん死亡率は1990年から下降ぢている欧米にく らべ、
日本は右肩あがりで上がっています。
30代後半から急激に増え始め、40代後半でピークに達し、高齢になるにしたがい減っていくということですが、欧米化にともない
高齢者の乳がんも増えているそうです。
日本の乳がんは増え続け、2015年には、乳がんにかかる人は年間5万人に到達するのではないかと予測されています。




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原因
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乳がんの大部分は、紫外線・放射線・薬物・環境ホルモンなどといった、
種々の環境因子によって遺伝子に傷がついて起こるということと、エストロゲンという女性ホルモンの影響が大きいと考えられています。
また、要因として、
  • 妊娠・出産歴がない。
  • 第一子の後。
  • 母乳を与えない。
  • 初経年齢(月経が始まった年齢)が低い。
  • 閉経年齢が高い。
  • ホルモン療法(エストロゲン製剤、ピル等)を受けている。
  • 女性化乳房(男性の場合)。
  • 飲酒
  • 喫煙
などの要因があると考えられています。




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種類
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  • 乳頭腺管がん・・・きのこ状に発育するがんで、乳がん全体の約20%がこのタイプ
  • 充実腺管がん・・・腺腔(管の通り道)が不明瞭な小さな腺管の、中身を押し広げるように増殖するがんで、乳がん全体の約20%
  • 硬がん・・・乳管の外側に砂をパラパラとまき散らしたように発育するがんで乳がん全体の約40%がこのタイプ
  • そして左の3つと異なる特殊型・・・粘液を多量に含む粘液がん、乳腺炎と間違われることが多い炎症性乳がんなど

以上4つに分類しています。




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できやすい場所
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一番多いのが外側上部で45%、次いで内側上部23%、続いて外側下部14%、一番少ないのが内側下部と乳輪下部で各7%




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乳がんの広がり方
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  1. 初め、乳管や小葉の中にとどまって「非浸潤がん」といわれ、しこりを触れない早期がんです。それが、「基底膜」を破り、周囲の正 常な組織に浸潤していきます。こうなると「浸潤がん」になります。
  2. 浸潤がんは、乳管・小葉を破り、外に出きます。間質や脂肪、わきの下のリンパ節(腋窩リンパ節)、血管へと広がります。血液やリ ンパの流れにのって、乳房から遠く離れた臓器まで運ばれていくこともあります。




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検査
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問診、触診、軟X線乳房撮影(マンモグラフィー)、超音波検査等
その後、疑いが生じると、乳房MRI検査および細胞診や生検が実施され病理学的診断により癌であるかどうか判別


まずは、セルフチェックを・・・
  1. 両腕をさげたまま乳房の状態を見る
  2. 両手をあげて正面・側面・斜めを見る⇒そのときにチェックすること(引きつった場所やクボミ、乳頭が凹んだり・ただれなどないか チェック)
  3. 仰向けに寝て右側から調べる。このときに右の肩の下に座布団か薄い枕を敷く。
  4. 右手をあげて、左手でまんべんなく軽く圧迫して触れていく。(乳房の内側)
  5. 右手をさげてまんべんなく軽く圧迫して触れていく(乳房の外側)。
  6. ワキのしたも調べてしこりが無いか確認。
  7. 左側も同じ手順で行う。
  8. 左右の乳頭を軽くつまみ、血液や異常な液体が出ないか調べる。



















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治療
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乳癌の治療は原則的には外科手術
乳房内のがんの病巣を取り除いてしまうことが、基本になっています。 手術は、胸の筋肉-大胸筋から大きく切除する方法から、
乳房温存手術が、半数以上を占めるようになりました。

放射線療法
目に見えないほどの微小ながん細胞が残っているかもしれないので、
放射線治療で、乳房に外から高エネルギーのX線をあて、がん細胞の増殖を抑えたり、死滅させたりします。

化学療法
抗がん剤で、繰り返しがん細胞を攻撃し死滅させる治療

ホルモン療法
増殖に関わる女性ホルモン(エストロゲン)を作るのをおさえたり、
エストロゲンの働きを抑えたりして、がん細胞の増殖を阻みます。
飲み薬や注射で行います。




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予防する食事
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大豆イソフラボン
抗酸化栄養素でもあるイソフラボンはがんの発症を予防するために有効な栄養素といってよいでしょう。

緑黄色野菜
イソフラボンと同じように活性酸素の働きを抑え抗酸化力を高める働きがあります。
活性酸素を消去する働きがあるビタミンC、A、Eを豊富に含む食材、
なかでもモロヘイヤ、ニンジン、カボチャなどはがん予防に有効といわれるβ-カロテンが多いのでおすすめです。

ポリフェノール類
赤ワインをはじめ、バナナやしゅんぎくに多く含まれ、コーヒーにもがんの浸潤を抑えるといわれるカフェ酸(ポリフェノールの一種)が含有されています。

オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸に、抗がん作用が期待できることがわかり注目されています。
さばやいわし、さんまなどの魚類、亜麻仁油、しそ油、大豆油、えごま、くるみ、大豆やきな粉、湯葉など。




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乳がん以外の病気
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乳腺炎・・・授乳中に多く、母乳がたまりすぎたり、細菌が乳首の小さな傷から乳房の中に入って起こり、乳房が赤く腫れて熱くなり、痛みもともないます。抗 生物質などで感染や痛みを抑えます。
乳腺繊維腫瘍・・・10代後半~30代の若い世代にできる良性の腫瘍です。しこりが小さいときは特に治療の必要はありませんが、しこりが急に大きくなった り、痛みなどの症状が強いときには、しこりだけを切除する手術が必要なこともあります。
葉状腫瘍・・・しこりが急に大きくなることが特徴。しこりがソフトボール大くらいになることもあります。
乳管内乳頭腫・・・乳首から血液の混ざった分泌物が出たり、乳房のしこりを感じたりすることもあります。がんでないことがわかれば、乳頭腫が大きくならな いか経過を見ていきます。








ピンクリボンについて
ピ ンクリボンをご存知ですか?
日本では、2003年にスタートした「乳がんの早期発見の大切さ」を伝えるキャンペーンで、
(財)日本対がん協会、朝日新聞社などが主催しています。
もともとは、1980年代のアメリカの小さな町で、乳がんで死亡した女性の母親が、
この女性の娘である実孫に、同じ悲しみを繰り返さないよう、願いを込めて手渡したものがピンク色のリボンであったことに端を発するとされます。




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